今年もこいつの季節がやってまいりました。
そう、「インフルエンザ」です。
私は例年インフルエンザにかかることが多く、絶対的に人よりインフルエンザに罹患する可能性が高いと自負しています。笑
そこで、今回はインフルエンザ対策、インフルエンザ予防について少し書いていきたいと思います。
インフルエンザワクチンについて
インフルエンザの予防としてまず思い浮かぶのは、「インフルエンザワクチン」ですね。
なんと今年2017年度は、インフルエンザワクチンの製造量が例年よりも少なく、また製造に遅れが出ているというニュースが流れたのをご存知でしょうか。
厚生労働省は、インフルエンザワクチンの任意接種について13歳未満は「2回」、13歳以上は「1回または2回」を推奨としていますが、今年度は製造量の減少により、13歳以上は「原則1回接種」を周知する流れとなっています。
もしかすると、今年度はインフルエンザワクチンを2回接種しようとすると、医療機関によっては「待った」が掛かる可能性があります。毎年インフルエンザワクチンを2回接種していたという方は、少し不安感があるかもしれませんね。
私のように毎年ワクチンを1回接種していてもかかる人もいますし、ワクチンなんて打たなくてもかからないという人もいます。
インフルエンザワクチンというのは、打つことでインフルエンザを100%予防できるというものではありません。しかしインフルエンザに発症する可能性を抑えることと、万が一発症した場合にも重症になりずらいという効果が得られますので、心配な方は医療機関に相談していただくことをお勧めします。個人的には毎年1回接種をしていますので、今年も1回は打ちたいと考えています。
ちなみに、インフルエンザワクチンの効果は、接種後抗体ができるまで2週間かかりますので、2週間後から5か月程度と言われています。「去年も打ったから今年は打たなくても平気だよ。」というのは間違いですよ!
インフルエンザワクチン意外の予防策
①マスクの着用、咳エチケット
インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの時に口から出てくる飛沫(細かい水滴)による飛沫感染です。そのため、飛沫を浴びないためのマスクの着用は大変効果的です。また、咳やくしゃみが出るときはティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆って、顔を他の人に向けないよう、気を付けましょう。
②外出後の手洗いの徹底
石鹸と流水による手洗いは、手や指にについたインフルエンザウィルスを物理的に除去するために効果的な方法と言われています。また、アルコール消毒も有効です。
③適度な湿度の維持
空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、湿度50~60%を保つことが効果的です。
④十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
体の抵抗力が弱くなると、インフルエンザや風邪にかかりやすくなります。十分な休養とバランスの取れた栄養接種を日ごろから心がけましょう。
特にマスクの着用と手洗いは、インフルエンザウィルスだけではなく通常の風邪の予防にも効果的です。
「うがい」は実はインフルエンザウィルスの予防にはあまり適さないことがわかってきています。インフルエンザウィルスは気道粘膜に付着後20分という短時間で体内に入り、増殖していきます。つまり、うがいでインフルエンザを予防するためには、20分に1回うがいをしなくてはいけないことになります。笑、そのため厚生労働省のインフルエンザ予防の項目からは外れています。しかし、うがいは通常の風邪の予防には効果がありますので、手洗いと同時にうがいを行う習慣を続けていただけたらと思います。
例年インフルエンザの流行は11月から始まり1月~2月がピークとなります。10月現在でも少しずつインフルエンザの患者さんが出てきていますので、そろそろ本格的に予防に取り組んでいきましょう!
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